pdf viewer

windowsタブレットとか、10型のxperiaだとか、もちろんipadもだが、 いろいろ使ってみて、結局7型regzaタブレットに落ち着いた。 xperiaは研究室の展示など仕事には使うが普段持ち歩くのはregzaくらいでちょうど良い。 あまりいろいろおすすめアプリとか独自アプリとかがプリインストールされてないのが良い。 あと、regzaのFileManagerというのが割と使いやすい。

windowsタブレットは、悪くない。windowsと連携させる必要があれば使っているところだが、 androidgoogleアプリとの相性が良すぎるので、やはりandroidが楽かな。

regzaは7型なのでSDカードがそのまま挿せないのが不満だが、 micro SDカードで我慢する。

pdfリーダーの良いのがなくて困る。 明治聖徳記念学会 とか 日本外史 とか落としてくると、 windows vista とかのadobe readerではちゃんと見れるのに、 android だと文字が見えなくなってしまう。 おそらくレガシーなフォントをサポートしてないからだろう。

いろいろ試してみたが、 問題が発生せず、ファイルのブラウズが便利なやつは、無料版だと広告が入ったりする。 EBookDroid というやつがまともなので使うことにする。 kindle は pdf の表示はあまり得意じゃないみたい。 フォントがあまり美しくない。 こういう、紙の本をスキャンしたようなpdfだと、 どうしても文字が読みにくい。 それをうまく処理してくれる pdfリーダーは非常にありがたい。

『南總里見八犬傳』本文テキストデータ これもすばらしく良い。

京都(きやうと)の將軍(せうぐん)、鎌倉(かまくら)の副將(ふくせう)、武威(ぶゐ)衰(おとろ)へて偏執(へんしう)し、世(よ)は戦國(せんこく)となりし比(ころ)、難(なん)を東海(とうかい)の濱(ほとり)に避(さけ)て、土地(とち)を闢(ひら)き、基業(もとゐ)を興(おこ)し、子孫(しそん)十世(じつせ)に及(およ)ぶまで、房総(あはかづさ)の國主(こくしゆ)たる、里見(さとみ)治部(ぢぶの)大夫(たいふ)義実(よしざね)朝臣(あそん)の、事蹟(じせき)をつら/\考(かむがふ)るに、清和(せいわ)の皇別(みすゑ)、源氏(げんじ)の嫡流(ちやくりう)、鎮守府(ちんじゆふ)將軍(せうぐん)八幡(はちまん)太郎(たらう)、義家(よしいへ)朝臣(あそん)、十一(じういつ)世(せ)、里見(さとみ)治部(ぢぶの)少輔(せうゆう)源(みなもとの)季基(すゑもと)ぬしの嫡男(ちやくなん)也。時(とき)に鎌倉(かまくら)の持氏(もちうぢ)卿(けう)、自立(じりう)の志(こゝろざし)頻(しきり)にして、執権(しつけん)憲実(のりさね)の諫(いさめ)を用(もち)ひず、忽地(たちまち)嫡庶(ちやくしよ)の義(ぎ)をわすれて、室町(むろまち)將軍(せうぐん)義教(よしのり)公(こう)と、確執(くわくしつ)に及(およ)びしかば、京軍(きやうぐん)猛(にはか)によせ來(きた)りて、憲実(のりさね)に力(ちから)を戮(あは)し、且(かつ)戦(たゝか)ひ且(かつ)進(すゝん)で、持氏(もちうぢ)父子(ふし)を、鎌倉(かまくら)なる、報國寺(ほうこくじ)に押篭(おしこめ)つゝ、詰腹(つめはら)を切(きら)せけり。

この冒頭部分がなんとも言えず気持ちの良い名調子なのだが、 普通完全にスルーされる部分だよな。

憲実はふつうは執権ではなく関東管領と呼ばれるはずだ。まあ似たようなもんだが。 清方、持朝はふつうは管領とは言わない。上条上杉氏と扇谷上杉氏。管領山内上杉氏を言うはずだが。