ソラリス翻訳
The Lem Encyclopedia によれば、ソラリスは ポーランド語版1961、 ロシア語版1963、 英語版1970、 日本語版1977 となっている。
しかし wikipedia では
最初の日本語訳(ロシア語版からの重訳)は、1965年に早川書房で刊行。
となっている。
も少し調べると早川文庫ではなくてハヤカワSFシリーズというものがあって、 翻訳作品集成によれば、
Tr:飯田規和(Norikazu Iida) S-Fマガジン(S-F Magazine)1964/10 No.61-1965/2 No.65 Ill:金森達(Tooru Kanamori)
1964年10月にSFマガジンに掲載され、
Tr:飯田規和(Norikazu Iida) Pb:ハヤカワSFシリーズ(A Hayakawa Science Fiction Series)3091 Cover:金森達(Tooru Kanamori) Co:飯田規和(Norikazu Iida) 1965/7
1965年7月にハヤカワSFシリーズ中1391で出版されているらしいことがわかる。
そして大怪獣ガメラのクランクインは1965年10月、封切りは11月、 構想は1964年にお蔵入りになった大怪獣ネズラの後と思われるので、 おそらくガメラの制作スタッフはSFマガジンかハヤカワSFシリーズでソラリスを読んで影響を受けた可能姓が極めて濃厚だと思う。
1977年日本語版というのは早川文庫のことであると思われる。