Bokeh

英語の wikipedia に Bokeh という項目があり、

The term comes from the Japanese word boke (暈け or ボケ), which means "blur" or "haze", or boke-aji (ボケ味), the "blur quality". The Japanese term boke is also used in the sense of a mental haze or senility.[9] The term bokashi (暈かし) is related, meaning intentional blurring or gradation.

The English spelling bokeh was popularized in 1997 in Photo Techniques magazine, ...

と、写真の世界では日本語の「ボケ」が blur または defocus または out-of-focus という意味の専門用語として広く用いられているように書かれているのだが、ちょっと信じられない。

Comparison of bokeh (synthetic) and Gaussian blur。 ふむ。確かに、普通のガウシアンぼかしと比べて、光学的なボケというのは、 近眼で見る光景によく似ている。

Josefina with Bokeh from Flickr。 ピンぼけした背景の光が丸くにじんで見えるのだな。 一眼レフ独特の撮り方、というか撮れ方だわな。 単にぼかしただけではこうはならない。 どうすりゃいいんだこれは。 かなり複雑なレンズの特性だよね。 画像処理的にシミュレートするのは難しそうだ。

背景にハイライトや光源がなければ普通のガウシアンぼかしと大差ないのではないか。 明るさによってボケの広がりを制御すれば良いのではなかろうか。

これはたまたま夜中に撮った写真だが、 たしかにこういう光のにじみは、ガウシアンぼかしだけではできない。 光学系によるものだ。


こちらは疑似被写界深度をレイヤーマスク使って表現したもの。 確かにミニチュアに見えるんだよなあ。