レイヤーマスク

最近、疑似被写界深度を表現するためにレイヤーマスクを使い始めた。 つまり、グレイスケールの階調画像を描くとそれをアルファチャンネルとして使える。 なめらかに画像を合成するのにとても便利。

焦点が合ってないところをぼかせば擬似的に被写界深度を表現できる。 ぼけた画像と、オリジナルな画像を用意して、 オリジナル画像にレイヤーマスクを付加して、 焦点が合ってないところの透明度を上げてやればよい。 そうするとぼけ画像と元画像をなめらかに合成できる。

レイヤーマスクはだからクロマキーみたいな画像合成に使われることがおおいと思うのよね。 便利だが、あまり使われてないというか知られてない機能のような気がする。

ただ単にマスクが作りたいのであれば他にいろんなやり方ができる。 ベクトルマスク、つまりパスでクリッピングするなら inkscape かなんか使った方がましだと思う。 二つの画像をシームレスにつなぐ、それも試行錯誤しながら、 微調整しながら合成するのにレイヤーマスクが役に立つ。

それはそうと写真の用語、特に漢語に翻訳されたものには独特なものが多い。 特に画像処理屋さんから見るとぎょっとする用語が多い。 Field を被写界、Focus を焦点、Depth を深度、Processing を現像と訳しているわけだな。