Half-Life2 Citizenキャラをいじってみたわけだが

女性キャラ(じゅん子)の方は、Half-Life2の Joey (Citizen Female01) というのからいじり始めて女子高生に作り替えようとしたもので、 顔は日本人の女子高生に見えれば原型のわからんようになるまで変えるつもりはそもそもなかった。 だからやや面影があるだろう。

男性キャラ(ひろし)は、sandro (Citizen Male06) を学生服にして顔も高校生男子風に作り替えたから、 もとのキャラはあまり想像つかないだろうと思う(言われればかわる程度?)。 ただし指や手のひら、靴のテクスチャなどはそのまんま流用。 口の中やら歯や瞳などはそのままだ。

じゅん子は Half-Life2 ヒロインの Alyx としてもコンパイルしてみた。 Citizen は概して表情に乏しいのだが、Alyx は怒ったり笑ったり表情が豊かだ。 Softimage の Shape Manager や SourceSDK の Face Poser がうまく動いているかを確かめるには Alyx の方が便利なのだが、 この顔のテクスチャも表情というのも、もとは実在の人物からキャプチャしたものに違いなく、 それを手作業で適当にいじったくらいでは、なかなか違和感のない、自然な表情にはならん。 これはもう無理だと思う。 特に、マンガ的な誇張された表情には絶対ならんよなあとは思った。 マンガの顔や表情というのは自然とデフォルメに向いたように作られているのである。 膨大な試行錯誤の末に現状のようになっているのであり、マンガ的な顔をリアルな3Dで作るのは困難であり、 だから初音ミクみたいな比較的単純化されてのっぺりしたモデルが普及しているのだろう。


じゅん子の方は膝に絆創膏を貼ってみた。 全然わかりにくい。 というより、まだかくかくしすぎているというか、かわいそうなのでも少し足にポリゴンを増やしてやった方がよかろう。 もとのモデルはデニムのズボンをはいていた。

セーラー服の襟はもとのモデルの襟を無理やり伸ばして作ったのだけど、 裏側の見えないポリゴンを削除したので結果的に板ポリになった。 思えば最初から板ポリで作ればよかったのだ。


ひろしは男子なのでズボンをかなり汚してみた。 というのは、汚れやシミや皺などがついている方が立体感が増すからだ。 すこし汚しすぎたが、元気の良い中学生や高校生ならこんなもんだろうという気もする。 彼は胸ポケットにペンを三本さしている。 赤ペンと黒ペンとシャーペンという設定。 もちろん手描きで適当に描いた。 制服のボタンもそう。

思うに、Half-Life2は1994年に出たわけだが、当時のPCのスペックぎりぎりの重いゲームだった。 高いグラボを挿してせいぜい800x600x15fpsくらいで遊んでいた。 今は1920x1200x30fpsくらいでらくらく動く。 モデルのメッシュやテクスチャを多少大きくしてもなんとか動く。 そもそも、いろんなバグがとれている。 素人がインタラクティブなモデルを作ってみる環境としては割と適しているだろうと思う。 最先端のゲームの最先端の開発環境というのはある意味危険。 ゲーム自体いつなくなるかしれんし。

さて次はいよいよジャージメガネ姿の女性体育教師を作ります。 胸元のアイテムはホイッスルで。 無難にMossmanを改造して作るつもり。