ローポリ教育

CG演習IIBは source sdk と softimage modtool を使ったローポリ教育になる予定だが、 ローポリとかハイポリというのは CAD のような情景やメカのモデリングにはあまり関係がない。 そういうモデルは、ポリゴン数とかたかが知れてるからだ (ていうかそういうものにめちゃくちゃたくさんのポリゴンを割り当てるというのはそもそも感覚が狂っている)。 人体モデリングに固有の話、と考えて良い。 で、人体モデリングだが、ローポリとハイポリでそんなに手法が違ってくるわけではない。 どちらもUVテクスチャをどうやってのばして描き込んで貼るかという話。 人間の形状というのはどれもにたりよったりだから、形状モデリングというのは一度こなせばだいたいいつも同じ。 だから後はガワ (UVテクスチャとかモデル固有のディテールとか)の問題となる。 一番重要なのはやはり目と口だろう。 体の中でも一番重要なのは顔、 顔の中でも動くのは目と口。 目と口をびしっと決めておけば後はどうでもなる。 あとは、顔の描き込み。 テクスチャのディテール。 これはもう結局は手描きしかない。

あとは、肘とか膝とか首の weightmap かな。 プリレンダーだとごまかしがきくが、 インタラクティブだといろんな姿勢や動作をする可能性があって、関節が破綻するのをごまかしきれない。 きちんとすべての動作に対応できるようにしておかないといけない。 重要なところおさえてどれだけ手抜きするかという世界。 そこは、やはり一度経験しておいたほうがよい。

ローポリではポリゴンの形状を一枚一枚いじくる傾向があるが、 ハイポリではメッシュ全体でどうしたこうしたという扱いになってくるのだろう。 ま、ハイポリ & プリレンダーに行く人もローポリ & インタラクティブな世界を経験しておいた方が良い。 少なくとも無駄にはならんと思う。 maya や 3dsmax に行くとしても softimage をさわっておくのは無駄にはならんと思う。