鉄男と久美子

卒業制作も追い込みです(笑)。 それで準主役の鉄男と久美子も作ってもらうことにした。 良太と月子と鉄男と久美子、合わせて四体。 1970年代記など合わせ読むに、鉄男と久美子の方がなにやら実体験に近いように思う。 良太はなんか極端な架空のキャラだし、月子はあまりに美少女で潔癖すぎるし、 月子にしても最初から良太のヒロインとして登場したのではなさそうだ。 良太と月子ではどたばたギャグマンガにしかならないが、 鉄男と久美子ならごく普通の高校生のカップルとして描ける。 鉄男は小倉在住、久美子は九鬼谷温泉のまんじゅう屋の娘、というのも意味深ではある。 1970年代記には「ミゝズク通信」という初期の短編作品が載っていて、 これは著者が調布に引っ越してきた当初のことをそのままマンガにしたようなものだが、 その主人公と鉄男は良く(絵柄が)似ている。 ハイジやクララが明らかに架空の主人公であるのに対して、 脇役のデーテがいかにも実在のモデルがいそうなのと同じかもしれん。 ていうか良くあることかもしれん。